2023年11月28日

【シュプリーム】特別展示「極楽鳥」東京・インターメディアテクで、“鳥”をモチーフとした宝飾品を科学の視点とともに紹介

投稿者: xspco

東京丸の内のインターメディアテク(INTERMEDIATHEQUE)では、開館十周年記念特別展示「極楽鳥」を、2023年1月20日(金)から5月7日(日)まで開催する

鳥をめぐる“宝飾と科学の対話”

ギュスターヴボーグラン、孔雀のブローチ
1865年頃 ゴールド、パール、ダイヤモンド、サファイア、ルビー、エメラルド、金 個人蔵ギュスターヴボーグラン、孔雀のブローチ
1865年頃 ゴールド、パール、ダイヤモンド、サファイア、ルビー、エメラルド、金 個人蔵

特別展示「極楽鳥」は、鳥をモチーフとする宝飾品の歴史的名品を、自然誌標本やスケッチなどとともに展示することで、鳥がどのように学術的に記載されてきたのか、そして同時に芸術やジュエリーにおいてどのようにあらわされてきたのか、その変遷をたどってゆくものだ

シャルルメレリオ、孔雀のブローチ
1910年頃 ダイヤモンド、エナメル 個人蔵シャルルメレリオ、孔雀のブローチ
1910年頃 ダイヤモンド、エナメル 個人蔵

鳥をモチーフとする装飾豊かな宝飾品は、貴石や金属を素材に最高峰の技術を駆使して作られるものであるこうしたジュエリーを理解するうえで欠くことができないのが、その着想源となった鳥そのものに対する知識だ本展では、鳥類の色彩や羽毛の多様性、その生物学的意味に焦点を合わせつつ、そこから着想を受けた人間によるデザインを紹介する

ピエールステルレ、鳥のブローチ
イエローゴールド、プラチナ、ダイヤモンド 個人蔵ピエールステルレ、鳥のブローチ
イエローゴールド、プラチナ、ダイヤモンド 個人蔵

会場では、19世紀半ばから現代にかけてメゾンや作家によって作られた、鳥をモチーフとするジュエリー約100点を、日本初公開となる海外のプライベートコレクションより紹介さらに、歴史的な鳥の剥製標本やスケッチもあわせて展示し、芸術と科学というふたつの観点から鳥をめぐる対話を繰り広げてゆく

オオフウチョウ剥製
年代未詳 剥製標本 東京大学総合研究博物館所蔵オオフウチョウ剥製
年代未詳 剥製標本 東京大学総合研究博物館所蔵

なかでも、自然科学的な視点から着目する対象のひとつが、本展示のタイトルのモチーフにもなっている「オオフクチョウ(極楽鳥)」その姿にふさわしい「極楽」という名前に秘められた、歴史や伝説、保護といった側面へと光をあてる

ヴァン クリーフ&アーペル、鳥のブローチ
1920年代 ダイヤモンド、エメラルド、オニキス、鳥の羽、プラチナ 個人蔵ヴァン クリーフ&アーペル、鳥のブローチ
1920年代 ダイヤモンド、エメラルド、オニキス、鳥の羽、プラチナ 個人蔵

なお、本展示は、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)が支援する宝飾芸術の教育研究機関「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」と、東京大学総合研究博物館の共同主催によるものとなっている

展覧会概要

インターメディアテク開館十周年記念特別展示「極楽鳥」
会期:2023年1月20日(金) 5月7日(日)
会場:JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」3階
住所: 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 23F
開館時間:11:00 18:00(金土曜日は20:00まで開館)
※開館時間は変更となる場合あり
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、2月20日(月) 27日(月)、その他館が定める日
入館料:無料

(ハローダイヤル)