2023年10月11日
【ヴァレンティノ】マーク ジェイコブス 2013-14年秋冬メンズコレクション – テッズとロカビリーの融合で魅せるエレガンス
マーク ジェイコブスの2013-14年秋冬メンズコレクション今回のコレクションでは、1950年代にイギリスのサブカルチャーとして広まった「テッズ(テディボーイ」、そしてバンド「ニューヨークドールズ」のギタリストであるジョニーサンダースに代表される、1970年代アメリカのロックンロールやロカビリーの要素がミックスされた
コレクションは、テッズに見られるようなロングジャケット、細身のパンツをはじめとしたテーラードスタイルを中心に構成そこへプラスされた大胆なグラフィックや色使いは、ジョニーサンダースを彷彿とさせるヴァレンティノ セーター コピーキャメルヘア、カシミアアルパカといった素材使いや、ファーのトリミングで、高級感もたっぷりだ
また、今季もブルックリンを拠点とするアーティストであるBASTとコラボレート「ゴーグルズ」「ウーフィー」「クランブリング ベアトリーチェ」「バンダナ マン」と名付けられたプリントは、ストリートアートシーンで活躍する彼らならではの切り口が特徴的コレクション全体に奥行きをもたらしている
大小さまざまなハウンドトゥースや、大きなピンのついたキャップなど、遊び心も健在ヴァレンティノ 人気スタイリングを一気にロマンティックなムードへと押し上げてくれるリボンタイは、ぜひとも取り入れたいアイテムだ
今回インスピレーションを受けているのは、いわばアンダーグラウンドな文化不満や反骨といった精神を背景に持つそれらの文化を、ラグジュアリーでエレガンス漂うスタイルへとアップデートした、マーク ジェイコブスならではのコレクションとなった